台風7号が沖縄直撃 強い勢力で北上

 強い台風7号は31日午後5時過ぎ、沖縄本島の北部を通過した。本島の全域を風速25メートル以上の暴風域に巻き込み、沖縄県伊是名村で最大瞬間風速56.4メートルを観測。気象庁は暴風のほか、大雨や高潮などへの警戒を呼び掛けた。
 台風は午後6時現在、沖縄県名護市付近を時速25キロで北西に進んだ。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から東側90キロと西側70キロ以内が暴風域となっている。
 沖縄本島や奄美では波の高さ8メートルの大しけになった。九州でも9月1日にかけうねりを伴った高波になる見込み。沖縄県本部町では1時間に44.0ミリの激しい雨を観測した。