岐阜・多治見で38.8度 もう嫌!汗だく日本列島

 勢力の強い太平洋高気圧にどっしり覆われ続ける日本列島は18日、東海以西が猛暑の中心となった。国内トップの暑さは、岐阜県の多治見38.8度。愛媛県西予市の宇和38.0度など、中四国と九州の計4地点で観測史上最高を記録した。  気象庁によると、南米ペルー沖で海面水温が下がり、日本列島の夏から秋に高温をもたらす恐れがある「ラニーニャ現象」が発生しているとみられる。同庁は今回の猛暑との関連は「分析してみないと分からない」としているが、残暑が厳しく秋本番到来は当分先になりそうだ。  気温の高かった主な地点は、三重県の桑名38.5度、大阪府の堺38.0度、愛知県の東海37.9度など。東京都心(大手町)は35.1度で4日連続の猛暑日となった。  宇和のほかに観測史上最高となったのは、愛媛県久万高原町の久万35.5度、山口県の柳井36.5度(過去最高タイ)、鹿児島県霧島市の溝辺35.4度。大気の状態が不安定で、東日本や九州を中心に1時間に30~50ミリ前後の局地的な激しい雨を観測。河川の増水や土砂災害、突風にも注意が必要という。  同庁によると、関東甲信は19日、東風が吹き込む影響でぐずつく見込みで、暑さは一段落しそう。