「酷・残暑」あと2週間続く?気象庁が高温・少雨情報

 気象庁は24日、ほぼ全国的に平年より気温が高く、雨の少ない状態が今後2週間程度続く見込みとして「長期間の高温と少雨に関する気象情報」を発表した。熱中症や農作物の管理に注意が必要だ。
 同庁によると、7月中旬以降、東・西日本は太平洋高気圧に覆われ、北日本も南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすく、各地で猛暑となった。今後2週間程度、平均気温は北海道や九州南部、沖縄を除き平年を2度前後上回る見通しで、少雨を解消するようなまとまった雨が降る可能性も低いという。
 九州北部~関東が梅雨明けした7月17日から8月23日までの最高気温の平均値(速報値)は、仙台で31.6度と平年より3.9度も高い。東京は33.3度(平年比プラス2.7度)、名古屋34.1度(同2.0度)、福岡で34.4度(同2.6度)。
 同期間の降水量は、広島が平年の6%の10.5ミリ、福岡は同17%の39.5ミリ。東京が同23%の39.5ミリ、高松は同27%の29.0ミリにとどまった。