今夏最多177地点で「猛暑日」 福井、福岡は38度超

 日本列島は5日も、太平洋高気圧に覆われ気温が上昇。福井県坂井市の三国で38.6度、福岡県糸島市の前原で38.3度など、6県の計10地点で観測史上最高(過去タイ含む)を記録した。  気象庁によると、全国の観測点921ヵ所のうち、30度以上の「真夏日」だったのは716地点。うち35度以上の「猛暑日」は、今夏最多の177地点に達した。  7月半ば以降、ほぼ全国的に気温が平年を上回り、雨も東・西日本の日本海側を中心に少なくなっている。気象庁は、この状態が今後2週間程度は続く見込みとして5日、「長期間の高温と少雨に関する気象情報」を発表した。  5日に気温の高かった主な地点は、島根県の益田38.0度、富山37.6度、鳥取県境港市の境37.5度など。日本海側は、山越えの乾いた熱風が吹き下ろす「フェーン現象」も加わった。