「猛暑日」134地点に 群馬や練馬、38度超

 日本列島は16日、北日本と北陸を除く広い範囲で夏空が広がり気温がぐんぐん上昇。群馬県の館林と伊勢崎で38.2度、東京・練馬で38.1度など、関東を中心にうだるような猛暑となった。  気象庁によると、愛媛県西予市の宇和は36.0度と、今月6日の記録と並ぶ観測史上最高タイの暑さ。35度以上の「猛暑日」となった観測点は134地点に達した。  気温の高かった主な地点は、埼玉県越谷38.1度、前橋37.7度、甲府37.1度、岡山36.1度、福島県の浪江35.7度など。前線の影響で大気の状態が不安定だった東北や北陸も気温が上がり、全国47都道府県の計680地点で30度以上の「真夏日」だった。  同庁によると、厳しい暑さは下旬も続く恐れがある。太平洋高気圧が強く張り出すため、関東甲信は21日ごろから、九州から東海、北陸にかけては18日ごろからそれぞれ1週間程度、気温が平年よりかなり高くなる恐れがあるとして「異常天候早期警戒情報」を発表している。