寒気が猛威、記録的な低温と雪 17日も冬型続く恐れ

 日本列島は16日、この冬一番の寒気が流れ込み、記録的な寒さや積雪となった所があった。気象庁は、強い冬型の気圧配置が17日にかけて続くとして、東北を中心に暴風雪や高波への警戒を呼び掛けた。  16日朝の最低気温は、青森県平河市で氷点下15.6度、高知県本山町同8.9度、長崎県対馬市同7.8度、山口県宇部市同5.8度、宮崎県小林市同4.5度と、それぞれの地点の観測史上最低(平河市は過去タイ)を記録。北日本や北陸のほか、近畿や中四国でも気象庁の全観測点で最低気温が氷点下の冬日となった。東京都心(大手町)の最低気温は同1.1度で、今季初の冬日だった。  積雪は青森県・酸ヶ湯で3メートルを超え、山形、新潟、鳥取各県では2メートルを超えた所がある。