44地点で史上1~3位の高温 10年の天候まとめ

 気象庁は4日、2010年の天候まとめ(確定値)を発表した。歴史的猛暑となった夏や、秋の厳しい残暑などで気温は全国的に高く、年平均気温は過去タイを含むと6地点で観測史上最高。全国154の気象台や測候所などの約3分の1に当たる44地点が史上1~3位の高温だった。
 年平均気温は北日本(北海道、東北)と東日本(関東甲信、北陸、東海)で1.0度、西日本(近畿~九州)は0.8度、沖縄・奄美は0.4度平年を上回った。年平均気温の過去最高地点は、北海道の帯広8.0度、前橋15.5度、宇都宮14.8度などで、平年より1.3~1.5度高い。札幌、仙台など17地点は歴代2位、名古屋など21地点は3位の高温。