草津白根山で火山性地震が多発 活発化の兆候

 気象庁は6日、長野、群馬県境の草津白根山で火口湖の一つ「湯釜」付近を震源とする火山性地震が多発しているとして「火山解説情報」を発表した。
 同山は、東日本大震災後に地震が一時増加。5月27日には約3年ぶりに火山性微動が観測されるなど活発化の兆候がみられる。噴火警戒レベルは「平常」の1を維持するが、同庁は過去の噴火形態などから、急激に活発化する可能性もあるとして監視を強化している。
 同庁によると、火山性地震は5日午後から1時間に2~4回発生していたが、6日午前7時ごろから急増、同8時台は20回を超えた。その後も十数回程度と多い状態が続いている。