新燃岳が噴火、2か月半ぶり1千メートルの噴煙

 鹿児島、宮崎県境の霧島連山・新燃岳で29日午前10時27分、噴火が観測された。
 23日に続いて今月3回目。 鹿児島地方気象台によると、噴煙の高さは約2か月半ぶりに上空1000メートルに達した。
 噴煙は宮崎県えびの市と小林市方向に流れたが、大きな空振や噴石の飛散は確認されていないという。
 鹿児島大の井村隆介准教授は「火口の地下へのマグマ供給が続いており、1、2月のような噴火活動が起こりうる状況になりつつある」と警戒を呼び掛けている。