台風4号、列島を直撃 避難勧告相次ぐ

  強い台風4号は19日午後5時すぎ、和歌山県南部に上陸した。午後8時すぎには愛知県東部に再上陸。気象庁によると上陸は今年初めてで統計史上7番目の早さ。今後、台風は北東に進み東・北日本を縦断する見込みで、広範囲で20日にかけ暴風雨への警戒が必要だ。
  大雨に備え、愛知県豊橋市は約2万8千世帯約7万3千人に、東日本大震災の被災地・宮城県石巻市は約4千世帯約1万人に避難勧告。昨年の紀伊半島豪雨で死者の出た和歌山県那智勝浦町では一部避難指示が出た。空の便は450便以上が欠航、東海道新幹線が断続的に徐行運転するなど交通機関が乱れた。