被災地も長雨の季節に 東北地方が入梅

 気象庁は21日、東北が梅雨入りしたとみられると発表した。南部(宮城、山形、福島)は平年より9日、北部(青森、秋田、岩手)は7日遅い。東日本大震災で地盤が緩み、堤防などの防災設備が被害を受けた上、地盤沈下で浸水の危険性も高まる中、被災地が長雨のシーズンに入った。
 21日は大気の状態が不安定で、秋田市の岩見三内で1時間に27.0ミリの6月として観測史上最多雨量を記録。東北では1時間に30ミリの局地的な激しい雷雨の恐れがあるといい、気象庁は警戒を呼び掛けている。 
 梅雨のない北海道と、9日に梅雨明けした沖縄を除く全域が梅雨入りした。