春先取り、列島ぽかぽか陽気 関東では「春一番」

 日本列島は25日、サハリン付近の低気圧から延びる前線が北日本を通過した影響で南から暖かい空気が入り、各地で4~5月並みの陽気となった。茨城県日立市は6月上旬並みの20.9度を記録。宮崎県都城市で23.5度、三重県伊勢市は19.8度など、
2月として観測史上最高を記録した所もあった。
 気象庁の観測によると、5月並みの気温となった主な地点は、水戸市21.4度、静岡市21.5度、高知市23.1度、鹿児島県志布志市24.5度など。
 仙台市14.0度、東京都心20.8度、名古屋市16.6度、大阪市17.8度、高松市20.2度、福岡市17.4度は4月並みで、汗ばむような陽気だった。
 関東地方では25日午前、「春一番」が吹いた。昨年も2月25日だった。
 ただ、この暖かさは一時的で、26日には平年並みの寒さに戻りそう。向こう1週間の予報では、週明け前後から発達する低気圧の影響で、北日本や東日本は荒れた天気となる恐れがあるという。