新燃岳噴火、休止1時間半で再開 噴煙、上空1200mに

 宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳で7日午後4時半、火口から噴き上げていた火山灰を含む有色噴煙が止まり、1月26日から13日間にわたって続いていた噴火が一時休止した。だが、午後6時9分には再び噴火、噴煙は火口の縁から上空1200メートルまで上がった。  鹿児島地方気象台によると、噴火の休止中も水蒸気を含む白色噴煙は火口から上がり、火山性地震や火山性微動も継続していたといい、「新燃岳は活発な火山活動が続いており、今後もこれまでと同規模の爆発的噴火が発生する可能性がある」と警戒を呼び掛けている。  同気象台が火口をヘリコプターで調査したところ、1月31日や2月3日の調査時点と比べて表面の温度が低くなり、高温の範囲が小さくなったのが確認された。溶岩の大きさは直径約600メートルのまま変わらなかった。