桜前線、平年並みか早め 気象協会の予想第1弾

日本気象協会(東京)は2日、桜(ソメイヨシノ)の開花予想第1弾を発表した。全国的に平年並みで、西日本の一部は平年よりも早くなるとみている。ただ西日本や東日本は昨年が記録的な早さだったため、「かなり遅い印象を受けるかも」としている。  予想によると、最も早く咲くのは3月22日の宮崎と高知で、宮崎は平年より3日早い。高知はほぼ平年並みだが、昨年よりは12日も遅くなる。  福岡は平年より3日早い23日、大阪は4日早い26日で、東京と名古屋はほぼ平年並みの27日。ただ最近は温暖化の影響か開花が早まる傾向があり、東京は過去10年の平均よりは5日遅いという。  昨年は寒気で桜前線が失速した北日本は、今年は平年並み。仙台は4月11日、札幌は5月4日。秋田は4月17日と、昨年より7日早いという。  協会によると、西日本は1月の気温が平年よりもかなり低かったが、2月の気温が高くなることから、開花が早く進む条件がそろった。  気象庁が昨年から開花予想を取りやめ。気象協会など民間事業者が個々に予想を出している。