列島は厳冬のち一気に春本番 立春、3~4月並み陽気

 「立春」の4日、日本列島は各地で3~4月並みの春本番の陽気となった。先月末まで、厳しい寒さと日本海側を中心にした記録的大雪に見舞われたばかりだが、気象庁によると、広範囲で晴れた上、暖かい空気が上空に入った。
 4日発表の向こう1ケ月の予報でも、平均気温は沖縄・奄美で平年並みか平年より高く、それ以外の地域は高くなる可能性が大きいという。
 主な地点の最高気温は、札幌が7.4度で4月上旬並み。仙台10.3度、東京13.8度、名古屋12.3度、大阪12.8度、広島12.1度、福岡13.6度と、3月上~下旬並みの暖かさだった。水戸では、昨年より17日早く梅が開花した。
 青森7.4度、福井8.8度、鳥取11.1度と、雪の多い地域でも3月並みの陽気。気温上昇で雪崩の危険性が高まっており、注意が必要だ。
 東京は乾燥注意報が昨年12月31日~2月4日と36日連続で発表されており、歴代2位の記録を更新中。向こう1週間も晴れの日が多く、乾燥した状態が続くとしている。