低気圧発達し大雪の恐れ 3連休、全国的に荒れ模様

 発達した低気圧と強い寒気の影響で3連休の13日にかけて、西日本(近畿~九州)と東日本(関東甲信、東海、北陸)の広い範囲で雪が降り、太平洋側の平野部でも大雪になる恐れがあるとして、気象庁は10日、積雪による交通障害などに警戒を呼び掛けた。
 東京都心でも11日昼にかけて3センチ程度の降雪を予想、積もる可能性がある。西日本は10日夕から雪や雨が降り始める見込みで、噴火が続く霧島連山・新燃岳周辺では雨による土石流の恐れがあるという。
 同庁によると、10日夜に九州の南海上に低気圧が発生。12日にかけて急速に発達しながら本州の東海上に達する見通し。西日本から東日本の上空約1500メートルに氷点下6度以下の寒気が流れ込み、11日夜から12日未明には日本海に別の低気圧が発生して東進する見込みで、広範囲で断続的に雪が降るとみられる。
 11日朝までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で北海道40センチ、東北と北陸各30センチ、近畿、中国、四国、九州北部各20センチ、関東甲信10センチ、東海と九州南部各5センチ。降雪量は12日にかけてさらに多くなる恐れがある。