活発な前線の影響で日本列島は11日も、広範囲で大雨が続いた。西・東日本は12日にかけ、東日本大震災被災地の東北は12日夜以降、大雨の恐れがあるとして、気象庁は警戒を呼び掛けた。

気象庁によると、西・東日本の60地点以上で24時間雨量が5月として観測史上最多を記録し、福岡、山口、島根各県では200ミリを超えた所がある。
【台風、沖縄本島ほぼ直撃 強風、高波に注意】

台風が前回沖縄本島を直撃したのは昨年8月31日。1号が日本に接近した例は、2009年5月7日ごろに小笠原諸島付近、01年5月14日ごろに南西諸島付近を通過したことがある。
1号は11日午後9時、奄美大島付近の海上にあり、時速45キロで北東へ進んだ。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心の南東側330キロ以内と北西側110キロ以内が風速15メートル以上の強風域。