前線の影響で東北など大雨の恐れ 西日本、記録的な高温

 日本列島は9日、高気圧に広く覆われ、西日本は5月として観測史上最高の高温となった所があった。気象庁によると、10日は一転、前線の影響で西日本から東北にかけて局地的な大雨や突風の恐れがあるという。東北の大雨は日本海側中心とみられる。
 5月の観測史上最高となったのは、大分県宇佐市33.0度、山口県萩市32.0度、島根県益田市31.8度など、3県の計6地点。
 同庁によると、10日は低気圧が北日本を通過。さらに本州付近に停滞した前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となる。
【真夏日、東海で今年初 伊賀で30.4度】
 三重県伊賀市上野で9日、最高気温が30.4度となり、東海3県で今年初の真夏日を記録した。他の主要都市のこの日の最高気温は名古屋市27.5度、岐阜市26.9度、津市23.0度で、いずれも6月中・下旬並みの暑さだった。