桜前線、最北の稚内市で開花 日本列島縦断

 北海道の稚内地方気象台は19日、稚内市でエゾヤマザクラが開花したと発表した。全国の観測地点で最も遅い開花で、1月7日に那覇から北上を始めた桜前線は4カ月半で日本列島を縦断した。
 気象台によると、稚内市では4月から気温の低い日が続き、平年より5日遅い開花となった。19日の気温は午前10時に11.1度まで上昇。エゾヤマザクラは花の赤みが濃いのが特徴で、稚内公園の標本木に10輪ほどの花が咲いているのが確認された。