沖縄~関東で黄砂を観測 東京は今年初

 気象庁によると、沖縄から関東にかけての広い範囲で2日、黄砂が観測され、東京でも今年初めて確認された。今後、東北の一部にも飛来する可能性がある。
 黄砂は1日から九州を中心に観測され、2日未明から那覇、鳥取、広島、高知、京都、奈良、金沢、富山、名古屋、静岡、甲府、新潟、前橋など東日本に広がった。各地の視程は鳥取で2~5キロ、それ以外は5~10キロ。3日にかけ、東日本を中心に視程5キロ未満の所も出て交通に影響が出る恐れもあるという。
 前線を伴った低気圧が1日に日本海を進み、強い西風が吹いたのが原因。青森県八戸市で最大瞬間風速32.6mを観測した。