阿蘇山の警戒レベル「2」 小規模噴火、引き上げは初

  気象庁は16日、ごく小規模な噴火を起こした熊本県・阿蘇山の噴火警戒レベルを「平常」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。火口からおおむね1キロ程度の範囲に、大きな噴石を飛ばす噴火の可能性があるという。
 阿蘇山に噴火警戒レベルが導入された2007年12月以来、レベル引き上げは初めて。
 同庁によると、16日午前10時ごろ、中岳第1火口でごく小規模な噴火が発生し、灰白色の噴煙が火口縁から高さ約500メートルまで上がったという。中岳第1火口の火山活動が高まっていると判断した。