名古屋で積雪15センチ 列島各地、大雪で混乱

強い寒気が流れ込んだ影響で、2日も列島各地は大雪に見舞われた。東海地方では岐阜県白川村で積雪量が189センチを記録。名古屋市でも最大で15センチの雪が積もり、同市内では計14人が骨折などのけが。交通事故も相次いだ。
  各地の気象台によると、正午現在の積雪は、岐阜県飛騨市で151センチ、岐阜市で8センチ。愛知県内では同11時現在、蟹江町で6センチ、豊田市で5センチ。一時、一宮市で7センチ、岡崎市で4センチを記録した。名古屋市で15センチの積雪があったのは、2005年12月19日に23センチの積雪を記録して以来という。三重県では正午現在、いなべ市で12センチの積雪という。
 正午までの24時間降雪量は岐阜県関ケ原町が51センチ、同県白川村が40センチ、岐阜市が13センチ。名古屋市で16センチを記録した。
 気象台によると、愛知県内では2日昼前に大雪の峠は越えた。岐阜県や三重県では同日夕から夜遅くにかけて大雪となるところがある。3日正午までの24時間降雪量は、岐阜県の山地で40センチ、平地で20センチ。愛知県でも山地で10センチ、平地で5センチとなり、三重県では3日朝までに北中部で10センチ、南部で2センチの積雪。
 雪による転倒や交通事故も相次いだ。
 名古屋市北区では、60代の女性が雪道で転倒し、右足を骨折するなど、名古屋市防災指令センターによると、市内で徒歩や自転車で通勤していた人など計14人がけがをしたという。
 愛知県警によると、1日午後6時から2日午前6時までに、積雪に伴うスリップ事故などが71件あった。