長期予報、厳冬のち高温の春 関東以西は暑い夏か

気象庁は23日、3~5月の3カ月と、8月までの「暖侯期」の予報を発表した。厳冬から一転、春は北━西日本で平年より暖かく、夏は関東以西で暑くなりそう。
  南米ペルー沖の海面水温が下がり、厳しい寒さの一因となったラニーニャ現象は春までに終息し、寒気の影響が弱まる見込み。その後の海面水温は、平常で推移する可能性が高い。
 夏の太平洋高気圧の勢力も平年並みになりそうだが、近年の高温傾向を考慮し、夏の気温は東日本で高く、近畿以西は高いか平年並みと予測。
 一方、ペルー沖の海面水温が上がり冷夏の原因となるエルニーニョ現象発生の可能性が若干あり、北日本の気温は平年並みとした。