富士山が初冠雪 平年より6日早く

 甲府地方気象台は25日、富士山が初冠雪したと発表した。平年より6日早い。ふもとの山梨県富士吉田市も独自の観測に基づき「初雪化粧」を宣言。富士山が冬に向けて衣替えをする。  富士吉田市では、昼過ぎに雲の切れ間から、山頂から8合目付近にかけてうっすらと白くなっている富士山が見えた。  市富士山課によると、8合目の山小屋付近では24日から雪や雨が降っていたという。約40キロ離れた甲府の気象台からは冠雪を確認できない場合もあるため、市は2006年から独自に「初雪化粧」宣言を発表している。  昨年の初冠雪は10月7日。気象庁は、夏が終わってから初めて山頂が雪や氷で白く見えることを「初冠雪」としている。1894年に観測を始めて以来、最も早かったのは08年8月9日で、今年はこれより47日遅かった。