台風12号、北海道沖へ 高波に警戒呼びかけ

 大型で強い台風12号は25日、宮城県の牡鹿半島の東南東の海上にあり、付近を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら、時速約55キロで北北東に進んだ。26日朝には温帯低気圧に変わり、北海道の東に達する見込み。気象庁は、北日本の太平洋側で暴風、高波に警戒を呼び掛けた。  台風は午後3時現在、牡鹿半島の東南東約390キロにあり、中心気圧は955ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートル。中心から半径260キロ以内が風速25メートル以上の暴風となっている。  関東地方から北海道で暴風となり、大しけとなる恐れがある。予想される波の高さは5~7メートル。