日本列島、3月の天気記録ずくめ 降水多く、とんより

 気象庁は1日、3月の天候まとめを発表。全国的に降水量がかなり多く、日照時間が短かった。東日本(関東甲信、北陸、東海)太平洋側の降水量は平年の1.59倍と統計を始めた46年以降、3月としては最多、西日本(近畿-九州)の太平洋側は1.62倍と2番目の多さだった。  同庁によると、南から暖かく湿った空気が入りやすく、低気圧や前線の影響を受けたのが原因。  地点別では、長野県の飯田で平年の2.09倍の266.5ミリ、静岡県熱海市の網代で1.99倍の299.5ミリなど9地点で過去最多。高松など6地点は歴代2番目、名古屋など14地点は3番目(タイ含む)の多さ。 月累計降雪量も、北海道の留萌で148センチ、旭川で178センチを記録し、観測史上最多となった。  一方、日照時間は、沖縄・奄美を除く地域で平年を下回った。特に日本海側で短く、北日本(北海道、東北)の日本海側で平年の65%、東日本の日本海側で61%と、ともに3月としての戦後最短記録を更新。地点別では石川県の輪島で平年の56%の71.4時間など、6地点で観測史上最短を記録した。