凍える春、月末まで?東北、関東甲信で雪も

 4月に入り全国的に寒暖の差が大きくなっているが、東北から九州では23日ごろから月末にかけかなりの低温になる恐れがあるとして、気象庁は16日、「異常天候早期警戒情報」を出して注意を呼び掛けた。  東北と関東甲信は17日午前にかけて雪が降り、積もる恐れがあるため、路面凍結や農作物の管理に警戒が必要という。  降雪は東北南部や関東甲信が中心で、関東南部の平野部でも17日朝にかけて雨に雪が交じる所がある見込み。宇都宮、前橋、熊谷では17日未明に降雪が観測され、それぞれシーズンの最も遅い降雪日の記録(1967、69年)に並んだ。東京都心、横浜、甲府でも17日に降雪が観測されれば同じ記録に並び、千葉と銚子の場合は記録更新となる。  同庁によると16日、関東などは最高気温が真冬並みの所が目立った。前橋6.5度、東京都心7.4度、千葉6.6度、静岡9.4度と平年を9.8~12.2度下回った。宇都宮、前橋、横浜では午後、降雪を観測した。  東北や関東甲信の上空約1500メートルには氷点下3度以下の寒気が流れ込んでいる。さらに本州の南岸と日本海の低気圧が北東へ進むという。 (写真は、神奈川県箱根町の国道1号では雪のため立ち往生する車=16日午後1時ごろ)