初夏の陽気一転、真冬並み 寒暖列島、しかも大雨

 低気圧と前線の影響で22日、日本列島はほぼ全国的にぐずついた。関東甲信や東北の太平洋側は寒気が流れ込んで、21日の初夏のような陽気から日中は真冬並みの寒さになり、前日比で約20度下がった地点も。さらに西日本 を中心に、4月として記録的な大雨となった地点もあった。  気象庁によると、21日の最高気温が25.5度と今年初めて夏日となった東京都心(大手町)は、22日午後2時現在の気温がわずか7.7度。 仙台の午後2時現在は4.1度(21日の最高気温18.5度)、福島2.0度(同17.1度)、栃木県の小山6.4度(同27.0度)、埼玉県の越谷6.9度(同26.2度)、甲府9.1度(同25.0度)。雪も降り、岩手県西和賀町の湯田で12センチ、群馬県みなかみ町の藤原で5センチの24時間降雪量を観測した。  22日夕までに、1時間雨量が長崎県の大村で55.5ミリ、福岡県の大牟田で55.0ミリなど各地で観測史上最多を記録。