都心、41年ぶりの遅い雪 強い寒気、千葉は記録更新

 強い寒気と低気圧通過の影響で17日、関東甲信や東北南部の各地で雪やみぞれが降った。東京都心でも早朝にうっすらと積もり、気象庁によると、これまで最も遅い積雪を記録した1969年4月17日と41年ぶりに並んだ。
 都心のほか横浜、甲府、宇都宮、前橋、埼玉県の熊谷でも雪が降り、降雪記録として最も遅かった69年に並んだ。千葉は88年4月8日に降ったのがシーズンの最も遅い降雪日で、記録を更新した。
 栃木県の那須で午前10時までに、最大43センチの積雪を記録、山形県の酒田で3センチといずれも4月としては観測史上最多となった。福島県南会津町の田島や群馬県みなかみ町の藤原などでは24時間の降雪量が35センチを超えた。
 17日午前9時現在の主な地点の積雪は、山形で19センチ、福島6センチ、長野4センチ、宇都宮1センチ、山梨県の河口湖11センチ。
 17日未明から朝にかけての最低気温は、さいたま0.5度、東京都心1.4度、千葉1.1度と平年を8.1~9.4度下回った。