5月晴れ多く、梅雨はぐずつく?気象庁の3ヶ月予報

 気象庁は22日、5~7月3カ月予報を発表した。今春、寒暖の差が大きく日照時間も短い傾向が続いているが、5月は全国的に晴れの日が多い見込み。ただ北日本(北海道、東北)は気温の変動が大きい見通しという。  梅雨シーズンの6~7月は太平洋高気圧の北への張り出しが弱いため寒気や前線の影響を受けやすく、6月は沖縄・奄美で、7月はそれ以外の地域で、平年よりぐずつく日が多くなりそうだ。   気象庁によると、4月に頻繁に低温をもたらした寒気は5月には弱まる予想。一方、6月には冷夏の原因となる「エルニーニョ現象」が終息するとみられるが、インド洋の海面水温変動からフィリピン周辺の大気の対流活動が不活発となるため、太平洋高気圧の北への張り出しが弱い見込み。  北日本は低温傾向で、冷夏となる可能性もあるという。一方、太平洋高気圧の西への張り出しは強いとみられ、沖縄・奄美は高温の見通し。