北日本、低気圧発達で荒れた天気 暴風・高波に警戒呼びかけ

 急速に発達する低気圧の影響で13日、北日本(北海道、東北)を中心に風が強まった。14日にかけても非常に強い風が続き、大しけとなる恐れがあるとして気象庁は警戒を呼び掛けた。ふぶく所もあるという。  気象庁によると、今春は日本の南で高気圧の勢力が強く、暖かく湿った空気が入りやすいことに加え、北に強い寒気があり、北日本から西日本にかけ活発な低気圧の影響を多く受けている。また、暖気と寒気のぶつかり合う場が日本付近で揺らいでおり、寒暖の差が大きくなっているという。 日本海にある低気圧は北東へ進んでおり、14日朝にサハリン付近に達する見込み。日本海上空約1500メートルには氷点下6度以下の寒気が流れ込み、日本付近は強い冬型の気圧配置となるという。  同庁によると13日、北海道斜里町の宇登呂で最大瞬間風速31.7メートル、札幌で30.8メートル、青森県の八戸で25.6メートルを観測した。14日にかけての予想最大風速は北日本の日本海側で海上25メートル、陸上20メートル。予想される波の高さは北日本の日本海側で7メートル、北陸6メートル、北海道の太平洋側5メートル、東北と東日本の太平洋側、西日本の日本海側4メートル。