3月最高気温が29地点 東京で夏日の新記録

南から暖かい空気が流れ込んだ影響で日本列島は10日も、東日本を中心に気温が上がった。気象庁によると、東京都心(大手町)で最高気温が25・3度など、国内29地点で3月としては観測史上最高(過去タイ1地点含む)となった。
  東京都心は、1876(明治9)年の統計開始以来最も早い「夏日」(最高気温25度以上)。都心で過去に3月に夏日となったのは1941、97年の2回だけという。
  ただ、午後は寒冷前線の通過で気温が急降下。東京都心でも最大瞬間風速18・8メートルの北寄りの風が吹き、地表のちりが巻き上げられて視界が10キロ未満となる「煙霧」が発生、一時薄暗くなった。