新津波警報スタート 「巨大」「高い」 危機感促す

  気象庁の新しい津波警報の運用が7日、始まった。マグニチュード(M)8を超える巨大地震の大津波警報と津波警報は、地震後3分をめどに発表する第1報で高さ予想を出さず「巨大」「高い」と表現。非常事態であることを伝え、迅速な避難を呼び掛ける。
  東日本大震災を教訓に従来の「予測精度重視」から、より危機感を促す方向に転換した。
  新警報は、3メートルを超す津波が予想される大津波警報で「巨大」、1メートル超と見込まれる津波警報で「高い」と表現。「東日本大震災クラスの津波が来襲」「M8を超える巨大地震と推定」といった文言も盛り込む。