37地点で3月最高気温、夏日も 北海道、東北は猛吹雪か

日本列島は9日、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で関東以西を中心に気温が上昇し、宮崎県高鍋町で28・5度、高知県四万十市で26・5度など、37地点で3月としては観測史上最高記録(タイ記録4地点含む)となった。うち複数の地点で、最高気温25度以上の「夏日」だった。
  一方、低気圧の発達に伴い北日本(北海道、東北)は10~11日に猛吹雪になるところがあるとして、気象庁は警戒を呼び掛けた。9日にも北海道岩見沢市では吹雪により視界を遮られた車約20台が次々に衝突する事故が起きた。

<黄砂:東海地方でも観測 視程8キロ程度に>
  東海地方で9日午前、黄砂が観測された。名古屋地方気象台によると、各地の視程は名古屋、岐阜、津の各市とも8キロ程度で、名古屋市千種区の平和公園からは約8キロ離れた名古屋駅前の超高層ビルがかすんで見えた。
  東海地方はこの日、移動性高気圧に覆われ、朝から晴れ渡った。予想最高気温は名古屋21度、岐阜21度、津19度と4月中旬並みの暖かさになると予想している。