クリスマス寒波襲来 冬の嵐と記録的低温

日本列島は25日も冬型の気圧配置が続いた。気象庁は、北日本(北海道、東北)の日本海側と北陸を中心に26日にかけて大雪になるとして警戒を呼び掛けた。風も強まり北日本では猛吹雪となる所があり、海上は大しけとなるとみられる。
  25日朝は、寒気や晴れて地表の熱が奪われる「放射冷却」の影響で、北海道を中心に44地点で12月として観測史上最低気温(過去タイ含む)を記録した。主な地点は、北海道富良野市氷点下28・4度(過去タイ)、埼玉県寄居町で観測史上最低タイ記録となる同8・2度、鳥取県岩美町で同6・8度など。
  強い冬型の気圧配置は、北海道を中心に28日ごろまで続くとみられる。
  気象庁によると、津軽海峡付近の低気圧が発達しながら北海道付近を東に進み、26日にかけてさらに強い寒気が北日本の上空に入る見通し。
  26日夕までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で、北陸70センチ、東北60センチ、北海道50センチ。