北日本、戦後最も高温の秋 31地点で気温新記録

  北日本(北海道、東北)はこの秋(9~11月)の平均気温が平年より1・7度高く、地域別の統計を開始した1946年以降、最高だったことが3日、気象庁の観測で分かった。地点別の平均気温も、札幌市や仙台市など31地点で観測史上最高記録を更新した。
  気象庁によると、9月は勢力の強い太平洋高気圧が北日本と東日本(関東甲信、東海、北陸)に張り出し、残暑が厳しかった。10月から11月前半にかけても北日本は暖かい空気に覆われやすく、気温の高い状態が続いた。
  秋の平均気温が観測史上最高だった地点は、盛岡市が平年より2・2度高い14・4度など。