関東で大地震の確率上昇 30年以内の震度6弱以上

  政府の地震調査委員会は21日、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を地図上で示す「全国地震動予測地図」の2012年版を発表した。東日本大震災を受けた最新の研究結果を盛り込み、前回の10年版と比べ、水戸市で31ポイント増となるなど、関東地方で上昇が目立った。
  調査委は「茨城沖などでこれまでに知られていない大きな地震の可能性を考慮した」と説明している。
  大震災前は「一部地域で震度が大幅な過小評価になっていた」との反省を込め、次回以降、過去に起きた地震の規模にとらわれない想定も検討するなど作成方法の見直しをする方針も示した。