新燃岳、警戒範囲2キロに縮小 入山規制は維持

火山噴火予知連絡会(会長、藤井敏嗣東大名誉教授)は26日、火山活動が続く霧島連山・新燃岳(宮崎、鹿児島県)の入山規制に絡み、噴石に警戒が必要な範囲を火口から3キロとしていたのを2キロに縮小した。噴火警戒レベルは、入山規制の3を維持する。
  予知連は「地下のマグマだまりへのマグマ供給は停止し活動は低下しているが、火口に高温の溶岩がたまっており、小規模噴火が発生する可能性は否定できない」との見解を示した。
  新燃岳では昨年1月に中規模のマグマ噴火が発生し、気象庁は噴火警戒レベルを3に引き上げた。