南東の空に部分月食 2時間の天文ショー

 4日夜、満月の一部が地球の影に入る部分月食となった。
 南東の空の月は午後7時ごろ下方から欠け始め、同8時過ぎに4割近くが影に入り最も欠けた状態に。同9時過ぎに満月に戻る約2時間の天文ショー。
 好天に恵まれた北海道陸別町の「銀河の森天文台」には十数人が集まり、月に影がかかる様子を双眼鏡などで観察。一方、この日梅雨入りしたとみられる九州南部などには、雨や雲で見えない地域もあった。
 月食は、太陽と地球、月が一直線に並ぶときに起きる。6日には、金星が太陽の前を通る「金星の太陽面通過」が起きる。