北海道・足寄で37.1度!熱中症で男性重体

 北海道各地は26日、大陸から張り出した高気圧の影響で晴れ間が広がり、気温がぐんぐん上昇、全国で今年初めて35度以上の猛暑日となった。北海道での6月の猛暑日は、1980年6月7日に足寄で35.4度を記録して以来、30年ぶり。東北各地も30度以上の真夏日となった。
 北海道では足寄で37.1度、北見で37.0度、上士幌で36.6度まで上がり、道内13カ所でその地点での観測史上最高(タイ記録を含む)となった。札幌管区気象台によると、気温が特に高かったのは道東地方。西からの暖かく乾いた風が山を越えて吹き下ろし、気温が上がったとみられる。
 中標津町では、自宅で草刈りをしていた男性(56)が熱中症で倒れ、意識不明の重体になった。同町の最高気温は34.6度で6月としては観測史上最も高かった。
 札幌市は31.3度で、今年最初の真夏日に。大通公園では若者が芝生に車座になってアイスクリームを食べたり、子どもたちが噴水で水浴びしたりする姿が見られた。