鹿児島・桜島噴火で市街地に降灰 噴煙1800m.

 鹿児島県・桜島の昭和火口(標高約800メートル)で2日午後2時40分ごろ、噴煙が高さ約1800メートルに達する小規模の噴火があった。上空が鹿児島市方向に吹く風で、同市の市街地は大量の降灰に見舞われた。
 鹿児島市の繁華街・天文館では傘を差したり、ハンカチで口を押さえたりしながら歩く人が多くなり、店からでられず足止めされる人も。同市道路維持課は「これほどの規模の降灰は1年ぶり」として、車が道路に降った灰を巻き上げ視界が悪くなるのを防ぐため、散水車を13台出動させた。
 鹿児島地方気象台は「夏は東寄りの風が増え、今年は噴火や爆発の回数が多いため、今後も鹿児島市内に大量降灰の恐れがある」としている。