関東で今年初の夏日 5地点で3月過去最高気温

 日本海を東進した低気圧に向かって、暖かい南風が入った影響で日本列島は16日、太平洋側を中心に気温が上がった。千葉県横芝光町で最高気温25.7度、神奈川県海老名市で25.1度など、関東地方で今年初めて25度以上の「夏日」。両地点を含む関東甲信の計5地点で3月として観測史上最高を記録した。  気象庁によると、3月として過去最高となった残りの地点は、神奈川県小田原市24.5度、千葉市23.7度、山梨県山中湖村21.8度(小田原市と千葉市は過去タイ記録)。  東京都心(大手町)は平年より8.9度高い21.6度と5月上旬並み。このほか静岡市で6月上旬並みの24.5度、和歌山県新宮市で5月中旬並みの22.0度を記録。熊本市では平年より8日早く桜が開花した。  同庁は、17日以降は北から冷たい空気が流れ込むため、各地で平年並みの気温に戻るとみている。