９月は厳しい残暑、秋の長期予報 エルニーニョ、１１月影響か

　　気象庁は２３日、９～１１月の秋の３カ月予報を発表した。９月はほぼ全国的に高温傾向の予想で、太平洋高気圧の勢力が強い前半を中心に厳しい残暑となりそうだ。　
　　１０月は、沖縄・奄美が平年並みのほかは、やや低温傾向。一方、１１月はペルー沖で海面水温の高い状態が続く「エルニーニョ現象」の影響で偏西風が蛇行するため、南から暖かく湿った気流が入りやすい西日本（近畿―九州）と沖縄・奄美で高温傾向とした。
　　３カ月間の降水量は、西日本の太平洋側と沖縄・奄美で多い傾向とみている。