月が金星隠す天文ショー 14日未明、東の空で

夜空に輝く金星の前を月が横切り、金星を隠す「金星食」が14日未明、沖縄県の一部を除く全国で起きる。今年は「金」の付く天文現象の当たり年と言われ「金環日食」(5月)や「金星の太陽面通過」(6月)に続く天文ショーとなる。
  金星食は東の低い空で起き、三日月と金星が徐々に接近。東京では午前2時44分から約1分間かけて、金星が月の下側に隠れ、同3時29分に三日月の弧の反対側から再び顔を出す。時間は観測場所によって異なる。
  国立天文台によると、今回のような好条件で観察できるのは1989年以来23年ぶりで、次回は2063年5月31日。