台風19号、三陸沖へ 温低に変化後、強風も

  大型の台風19号は4日午前、伊豆諸島の東海上を北上、関東や東北の一部が風速15メートル以上の強風域に入った。気象庁によると、今後は三陸沖を発達しながら北東に進み、4日夜に温帯低気圧に変わるが、中心から離れた所でも風が強まるという。
  4日朝、千葉県銚子市で風速20・7メートル、宮城県女川町で同20・1メートルの非常に強い風を観測した。台風の動きが速いため、進路に当たる場所では急に風が強くなる恐れがある。東北の太平洋側は高潮にも警戒が必要。
  台風は4日正午現在、日本の東海上を時速約55キロで北北東へ進んだ。中心気圧は985ヘクトパスカル。