新潟の海上で竜巻 約20分後に消滅

5日午前9時50分ごろ、新潟市東区にある新潟空港の北東10~15キロ付近の海上で竜巻が発生しているのを、新潟地方気象台の職員らが確認した。
  気象台によると、竜巻は東に進み、約20分後に消滅した。
  東京航空地方気象台の新潟空港出張所によると、竜巻は空港から約8キロ北側まで近づいた後、東へ向かったという。当時、上空は薄暗かったが、風速7メートル程度で強くはなかった。上空は大気の状況が不安定で、午前8時ごろから周辺で雨や積乱雲が観測されていた。

<秋田で竜巻、73歳軽傷 住宅にも被害>
  5日午前8時20分ごろ、秋田県にかほ市金浦で突風が発生した。無職男性(73)が軽傷を負ったほか、屋根瓦が飛ぶなど住宅38棟に被害が出た。秋田地方気象台(秋田市)は現地調査の結果、竜巻の可能性が高いと発表した。
  竜巻の規模を示す藤田スケールは最も弱いF0(約15秒間の平均風速17~32メートル)と推定。
  県警などによると、にかほ市内では、吹き込んできた風で自宅のガラス戸が倒れ、男性が左手に軽いけが。窓ガラスが割れたり、屋根瓦が飛んだりした住宅が38棟あった。陸揚げされていた漁船1隻が横転した。