前線と低気圧で大荒れ 竜巻・突風被害も

  日本列島は23日、低気圧と寒冷前線の影響で広い範囲で大気の状態が不安定となり、各地で激しい雨や風の荒れ模様となった。
  静岡県袋井市と高知県奈半利町では突風が発生し、住宅の屋根瓦が飛ぶなどしたが、いずれもけが人はいないという。気象庁は現地調査の結果、高知の突風は竜巻と断定した。静岡の突風の原因は特定できず、24日も調査する。
  気象庁によると、最大瞬間風速は金沢市と北海道増毛町で27・7メートルを観測。三重県鳥羽市で1時間に59・5ミリ、高知県・室戸岬で同54・5ミリ、和歌山県田辺市で同52・0ミリの非常に激しい雨が降った。各地に竜巻注意情報も発表された。