強い台風17号、列島縦断へ 愛知県に上陸

   強い台風17号は30日、速度を上げながら日本列島の南海上を東寄りに進み午後7時ごろ、愛知県東部に上陸した。台風の上陸は今年2回目。10月1日にかけて東北や北海道方面に向かい列島を縦断する見込みで、気象庁は暴風雨や高潮への警戒を呼び掛けた。
  沖縄県読谷村で釣りの男性が海に転落し死亡したほか、共同通信のまとめでは29日以降、強風で転倒するなどして全国で少なくとも116人が負傷した。
名古屋市は市内の川の水位が上昇したとして、中川区と港区の一部地域の約2万1千世帯、約5万7千人に避難勧告。宮城県石巻市も旧北上川河口部などの約4700世帯に避難勧告を出した。