「初日の出」は期待薄? 気象庁の年末年始予報

 気象庁は28日、年末年始(29日~来年1月4日)の天気予報を発表した。低気圧や強い冬型の気圧配置の影響で、30日から来年1月2日ごろにかけて北日本(北海道、東北)と日本海側の地域を中心に強風と大雪の恐れがある。初日の出を条件良く拝めるのは、関東の平野部など太平洋側の一部だけになりそうだ。  30日、日本海の低気圧が急速に発達しながら東進し、三陸沖に抜ける見通し。その後、上空約5500メートルで氷点下36度以下の強い寒気が西日本(近畿~九州)を中心に流れ込むため、30日から年明けにかけて九州や中国・四国の平地でも積雪の恐れがある。  大雪や強風で交通機関が乱れ、帰省客らへの影響が予想されるほか、海は大しけとなるため船舶は警戒が必要。山は風、雪とも強く「登山に適した天候ではない」と注意を呼び掛けている。