日本海側で大荒れの恐れ 列島冷え込み、初雪も

 寒気を伴う発達中の低気圧の影響で9日、北陸から山陰にかけて風が強まって海上は大しけになる恐れがあるとして、気象庁は警戒を呼び掛けた。大気の状態が不安定なため落雷や竜巻にも注意が必要で、松江では午前中、直径9ミリのひょうが降った。  東北以南で冷え込み、福島、新潟、金沢、福井、奈良で初雪、広島県の極楽寺山、香川県の讃岐山脈、福岡県の背振山などで初冠雪を記録した。初雪は奈良が平年より10日早いが、残り4地点は8~15日遅い。  同庁によると、日本海にある低気圧が9日夕に北陸に進む見込み。北陸や近畿北部で予想される最大風速は、陸上15~18メートル、海上20~23メートル。海上は波の高さが5メートルのしけになるとしている。